石油デリバティブ取引の取引時間帯取引所上場の先物商品やスワップなどの店頭市場を中心に、東京・シンガポール・ロンドン・ニューヨーク等を中心として、常に世界中のどこかで24時間休むことなく取引が行われています。先物取引の場合、日本の東京工業品取引所(TOCOM)と米インターコンチネンタル取引所(ICE)、米ニューヨークのニューヨーク商業取引所(NYMEX)がありますが、取引所取引以外にアジア、欧州市場を中心に相対取引も活発に行われます。
NYMEXの場合、電子取引は、場内取引終了後、米国東部標準時午後6時から翌午後6時15分までで、場内取引と並行して行われる。ICEの場合は電子取引のみ。 早朝、欧米取引所電子市場の開始から一日が始まり、日本時間午前9時に東京工業品取引所、その後シンガポールの店頭市場が始まります。 石油デリバティブ商品の取引形態
1. スワップとは、固定価格と変動価格の交換を意味するが、実際には値付け業者の提示した固定価格を売り(買い)し、米マグロウビル社発行のPLATT'S掲載の日々の終値(または前述のAPPI提示の終値)の、月平均で買い(売り)し、差金決済を行う。 2. クラック・スプレッドスワップとは、石油精製業者が購入原油と販売製品の価格差を固定するために行う、デリバティブ取引の形態のひとつ。 石油デリバティブ取引の構成メンバー
エネルギーデリバティブ市場の参加者商社・国内外大手商社現物取引のヘッジから海外油田・製油所開発プロジェクトの利益確定、時には利ざや稼ぎのための取引もあり。また、東京工業品取引所とのアービトラージも行う場合もあり。 石油会社・石油メジャー、国内元売り、精製業者スポット購入の原油、または原油購入と製品販売の利益固定のためのヘッジ取引、製品海外輸出の価格固定ヘッジの場として使用。特に海外系は積極的にリスクを取って値付業務を行う。 大口需要家・航空・海運・電力・石油化学メーカー他上記のうち最もアクティブなのが航空会社の取引。価格上昇に対して運賃の値上げを容易に行えない(価格競争上)ためスワップ、オプション、キャップフロアー他店頭OTCデリバティブを多用してリスク管理業務を行う。エキゾティック商品を使用したヘッジ取引もしばしば行う。海運も船舶用重油を中心にスワップ取引で使用燃料価格のヘッジを行うことが多い。 金融機関・国内外証券会社、投資銀行、商業銀行、デリバティブハウスこれら企業はアジア時間からも取引に積極的に参加している。これら金融機関は商社同様ファイナンスの手段として、ヘッジ取引の場として、また投資商品組成のためにデリバティブ市場を頻繁に利用している。 エネルギーブローカー各参加者間の取引仲介を行う。ファンドーOTCデリバティブを多用して投下資金を運用。先物市場での取引のほうが比較的目だっている様子。外国金融機関などとの取引も多い。 取引レートの表示OTCデリバティブの場合、5万、10万バレル(重油の場合は5000トンから)がしばしば行われている取引量(1回当り)、NYMEXやICEの先物取引所では、最低取引単位が1000バレル毎と決定されております。店頭原油証拠金取引は、その最低取引を1/4の250バレルと設定しております。 また、店頭原油取引の扱い油種はICEと同様北海ブレントですが、先物取引のように参加者の買い唱え、または売り唱えに対し自身の売り買いを当てていくやり方と違い、取引では常に買値(ビッド)と売値(オファー)とを同時に呈示しております。 これは、外国為替や貴金属の証拠金取引と同様に、「価格の提示を求められたら、買値と売値の両方を提示することがフェアである」という市場慣行を踏襲しているものです。 また、同じく取引が成立するごとに、前とは違った売値と買値が常に建てられて行き、この繰り返しが原油証拠金取引の提示レート変動の仕組みとなっています。 コンタンゴ・バックワーデーションとロールオーバー先物(デリバティブ)、現物(先渡し)に限らず、受渡しが明日明後日といった直近のものと、1ヶ月先、2ヶ月先、または半年先の場合ではその価格に差が生じます。この差は、引渡し=決済期間までに掛かる金利、貯蔵施設の賃貸費用及び保険料で構成され、買い手はこれを売り手に支払わなければならないという経済原則から成り立っています。 通常ですと、この経済原則から、受渡しが先のほうが、前(直近)のほうよりも値段が高いことになります。この状態をコンタンゴ(純ザヤ)と呼びます。 コンタンゴの場合は、その幅はあくまでも金利、賃貸、保険料満額が、その幅の限界となります。金利や賃貸、保険料が変化しない限り、いつまでもその幅は変わりません。 店頭原油証拠金取引において、残玉は為替や貴金属のように毎日ロールオーバーという作業は行いませんが、毎月末、ICEの直近限月と次の限月との値差をロールオーバーレートとして使用します。
何が相場を動かすのか?
*リクイデティ(流動性)とは、市場環境が売買を滞りなく執行可能にする度合いを指す。相場である以上、売り手と買い手が一定以上存在することにより売買が成立するが、さまざまな理由でどちらの存在が極端に突出している場合=売り手(買い手)しかいない、あるいはどちらかの存在が他方に比べて極端に多く(少なく)なった場合、取引の執行が困難になり売り(買い)たくても(買え)売れないまま気配値だけが乱高下するケースがある。このようなリスクを流動性(リクイデティ)リスクと呼ぶ。 |
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